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無名烈士忘れまじ

6日、大正13年に制定された米国の所謂「排日移民法」に抗議し、同年5月31日に米国大使館脇で割腹自決された、無名烈士の85年忌法要(施主・頭山興助氏)が、東京港区の青山霊園にある烈士墓前にて執り行われた。


代表呼びかけ人の一人である山口申先生の挨拶
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 その後、近隣にある大東会館をお借りして、明治大学名誉教授・吉田忠雄氏が「排日移民法の軌跡について」と題して講演した。吉田氏は、今も昔も米国を始めとする列強は、日本をコントロールしようとしている。対抗策を持たぬ日本は、将来「過去の国」として消え去るだろう、と警告した。

無名であるが故、日本人は忘れがちであるが、無名であることに価値があることに気づき、日本人が失ったその価値観を再び呼び戻し、無名烈士の義挙を後世に伝え、世論を喚起し、真の自主国家を目指さねばならない。


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遺書

サイラス・イ・ウッヅ閣下を通じて亜米利加合衆国国民諸君の同情に訴う

 最も能く日本を了解せられて深く厚く日本に同情を寄せられたる米国大使サイラス・イ・ウッヅ閣下の帰国に托して全米国の反省を望むため死を以て切願す大使閣下諒せられん事を祈る。
米国民の反省を望む要件左に

一 新移民法から排日条項を削除する法案を決議せられん事を

 理 由
予が死を以て排日条項の削除を求むるものは貴国が常に人道上の立場より平和を愛好唱導せられ平和の指導者として世界に重きを思はしめつつある貴国が率先して排日法案の如き人道を無視した決議を両院通過して法案となるが如きは実に意外の感に耐えざるなり。
人類生存上憤怒する場合種々あるも耻辱を与えられたる憤怒は耐え難きものなり。耻しめらるべき事情ありて耻しめらる。大いに悔い忍ばざるべからず。故へなくして耻しめらる憤怒せざらんと慾するも耐え難きなり。
予は日本人なり。今ま将に列国環視の前に於て貴国の為めに耻めらる故へなくして耻めらる(故へありと言わば故へは貴国の故へなり)生きて永く貴国人に怨を含むより死して貴国より伝えられたる博愛の教義を研究し聖基督の批判を仰ぎ併せて聖基督により貴国人民の反省を求め尚ほ一層幸福増進を祈ると共に我日本人の耻しめられたる新移民法より排日条項の削除せられん事を祈らんとするにあり。
   
大日本帝国 無名の一民
 サイラス・イ・ウッヅ閣下を通して

 亜米利加合衆国国民諸君

大日本帝国無名の一臣民

by boukyoupress | 2009-06-07 16:37 | 時局厳正論

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