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皇恩に報いる活動を

皇恩に報いる活動を

 まづ以て、三月十一日に發生した東日本大震災にて亡くなられた方々の御冥福をお祈りすると共に、被災された多くの方々に對し謹んで御見舞ひ申し上げます。この非常事態の國難、有事に際し政治の世界と言へば、つい先日の内閣不信任案提出、民主黨内の茶番劇にて否決後のゴタゴタ、相も變はらずの政局を續けてゐる樣であります。


皇恩に報いる活動を_f0180693_10484618.jpg毎月第一土曜日に岡山市で行はれてゐる岡山縣愛國者協議會(以下愛協會)の勉強會では政局の話はほとんど出ません。考察するにワイドショー的な政局話は盛り上がるかも知れませんが、サラリーマンの酒の肴に過ぎず何の意味もなさないと言ふ事であります。街宣活動も勉強會も政治活動をしてゐる譯ではありません。國學の普及運動と言ひますか、尊皇運動をしてゐる譯で、愛協會では先達偉人の生涯、遺書、 天皇の祭祀主としてのお祭り、御製などを勉強してゐます。かうした勉強會を倉敷市でも行ひたい、といふ思ひから同志が集まり「日本心の集ひ」として活動を開始し、今年の三月にて一年を迎へました。奇數月に勉強會、偶數月に岡山縣護國神社の清掃奉仕を行つてをります。

清掃奉仕には毎回十名前後集まり、大行社岡山支部の先輩方を始め、お子樣連れの家族やサラリーマンの方など多くの方々に參加して頂いてをります。勉強會にも廣島で活動されております同志を始め少しづつではありますが和が廣がってをります。勉強會の内容ですが、愛協會を主宰してをられる岡田則夫先生にお願ひし、資料を御用意頂き勉強してをります。 去年の九月には「 皇室のまつり」といふ神社本廳から出されている册子を基に宮中祭祀を勉強しました。尊皇とは、國體とは、その精神とは、を自分なりに理解してゐるつもりでありましたが、正直自分が如何に無知であるといふ事に改めて氣付かされた次第であります。 皇室外交などの公務はテレビなどで拜見してゐますが、宮中祭祀の内容など最も大切な日々の祭りなどは報道されず、多くの国民は何をなされてゐるのかを知る由もありません。

皇恩に報いる活動を_f0180693_1049108.jpg天皇の祭祀の場である宮中三殿の由縁、大祭、小祭併せた年間二十以上の祭り、また旬祭と稱して毎月一日、十一日、二十一日のお祭り、それとは別に毎日毎朝侍從の御代拜など、一日も缺かすこと無く國安かれ、民安かれ、と祈念せられ全世界の平和を祈られておいでになられるのです。またその祈りが、天壤無窮の神勅から現在に至るまで永續して絶へることなく續いてゐることの驚きを知れば知るほど 天皇の尊さを感じる事が出來ます。
 
今日の現状を考へますと、多くの問題を抱へてゐます。戰前の教科書には宮中祭祀についての説明がされてゐて、天皇の祭祀は公事であることが説明されてゐましたが、戰後は祭祀をすることは、私事とされてゐること。我が國の祝祭日とは單なる休日となつてをり、戰前は祝祭日と定められ、新年、紀元節、天長節、明治節の四大節、春秋の皇靈祭、神武天皇祭、神嘗祭、新嘗祭と宮中で祭りのある日を祝祭日と稱し、各家庭では國旗を掲揚し國民擧つて敬意を表し、 天皇の祈りと民との一體感があつたのではないでせうか。現行憲法には、天皇の國事行為には内閣の助言と承認とが必要と記載されてゐますが、 天皇のなさる事に内閣の助言や承認など有り得ない事だと思ひます、政教分離とも相重なつて、祝祭日に關しても神話に基づく由緒や天皇と民との繋がりを斷ち切らうする意圖を感じます。
 
我が國は神神の國であります。祭政一致の國柄であり現行憲法の缺陷を正していかなければなりません。現在「日本心の集ひ」を開催してをりますが、愛協會の岡田則夫先生に御世話になりつぱなしの状態であります、先日、會を立ち上げた同志三名と酒席を設けたことがありました。尊皇や日本主義に基づいた宗教法人を立ち上げやうなどと話してをりましたが、その道の行く先は 天皇の祭祀や大御心を未來ある子供達に傳える機會を作るということであります。 
 
まづは私達が知識理論を深め、火を消さず自己滿足の會に陷らず、そこから学校などにかかはりあうやうな事が出來れば良いと思つてをります。與えられるばかりの皇恩に對し、報いる事が出來たらなば幸ひであると思ひます。

秋田智紀

防共新聞◆電子版◆

by boukyoupress | 2011-07-22 10:50 | 時局厳正論

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